お太鼓結びをする場合の背中にくる四角い部分をお太鼓といいます。後姿で一番目にとまるのは帯。その中でもお太鼓姿の真ん中に模様がきちんとおさまっているか、お太鼓の上の部分が下線と水平にまっすぐになっていない、という点がチェックポイントです。最近では、関東風、関西風の着付けの違いも薄れてきましたが、昭和40年頃までははっきりと分かれていました。一番違いがわかるのはお太鼓。関東風はぴったり背中につくほどに締めますが、関西風は横からみるとお太鼓部分がふっくらとふくらんでいます。「まったり」という言葉にふさわしい形です。
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