かがり帯

かがり名古屋帯

芯を使わずに太めの糸で織ったもの名古屋帯の形状をしたもの。幅の両端をかがってあることから、一般的にこの呼び名に。おしゃれ帯なので正装には用いません。傘:価格も高く年々減っていますが、塗り傘はあこがれ。夏は表が黒で内側が赤という日傘が素敵。ただし浅草の塗り傘専門店によると、「来年は仕入れられるか」というほど職人さん不足。雨の日の蛇の目は水がはじくように油が塗られています。地色は濃い紺、緑、紫が多く、塗りがさの下、顔が美しく映えます。和傘は二段階に開きますが、女性がさすときは中開きで、傘を前に傾けてさすと雨もよけられ、あご先だけが見え隠れし風情があります。

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