つけ下げ

柄が肩と裾に、後ろの袖や裾にも同じ方向ではいっている、フォーマルな装い。「つけ下げ」も「訪問着」も同じもので、戦争中、ぜいたく禁止令によって「訪問着」が作れなくなり、呼び名を「つけ下げ」変えて模様も小さく、控えめにし、戦時中も芸者や芸人に販売していたエピソードもあります。戦後になっても「つけ下げ」という名は定着し、今では、「訪問着」はつけ下げよりも豪華な柄をいうようになりました。

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