羽織は武家の裃につぐ着衣で、元来町人は着ることが許されませんでした。江戸幕府が安定してから、町人にも名字帯刀を許したのと同様に、羽織を着ることが許され家紋をつけることが許可されました。じゅばん同様、かつて江戸っ子は表よりも裏地に金かけ、絵師に絵をかかせるなど、脱いだときに「あっ」と驚かすことを楽しんでいたようです。
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