Kazumi流コーディネイト2~掘り出しきものと帯~
2010-10-24 18:44:35
カテゴリー kimono
きもの好きの人はよくきものや帯を擬人化して表現します。
「このきものは、似合う人のところに嫁がせたい」
「一目惚れした帯」
それだけ、職人さんやきものや帯そのものへの愛着を湧かせるのが
和装の醍醐味のひとつなのでしょう。
でも大切にし過ぎるあまり「箱入り娘」にしておくのはもったいなのもの。
この紬のきものは、その卵色がかったベージュのユニークさに
「一目ぼれ」して「家に連れて帰って来た」品です。
温かみのある地色は肌を美しくみせ、紬の光沢感がふだん着でありながらも
ワンランク上のしゃれ感を演出してくれます。
柄も、纏ってみるとそのオレンジ朱やグリーンは意外に派手ではありません。
【写真1】Kazumi流コーディネイト2 紬の小紋と名古屋帯
このコーディネイトでは黒にオレンジの乱れ菊の織りが華やかな帯を合わせて
いますが、それも紬であるからこそ落ち着きある風情を演出することができました。
【写真2】黒地に刺繍が華やかな名古屋帯
すでに、紺、茶、黒系の紬織りをお持ちの方の2枚目としてお勧めのコーディネイトです。
名古屋帯は色無地に締めた場合、存分にその主役ぶりを発揮してくれることでしょう。