神宮外苑の銀杏並木
2010-11-28 15:53:08
カテゴリー コンパニオン・アニマル(伴侶動物)
11月最後の日曜日は暖かいぬくもりに恵まれた。
こんな日を犬はいち早く感じるのだろうか。
最近は、寒さのせいか午前中はずっと眠そうにしている凜が
いつになく早起きし「きりっ!」として枕元に背筋を伸ばし坐っている。
明治神宮外苑の銀杏並木が黄金色に輝いていると聞き
「凜と散歩しようかな」と想ったとたん、ジャンプして
私にまとわりつく凜。完全に読まれている。
いつものカンガルーバッグにはいり、電車の中では
まったく気配を消す凜。
たまに気付いた犬好きの方から「まぁ、おとなしい、良い子ねぇ」
といわれることが、好きらしい。
空はどこまでも澄み渡り、飛行船まで飛んでいる。
外苑前駅では降りてびっくり、人、人、人、人、スピーカーを通じて聞こえる
「そこは車道です、車道は車だけが通れます。
人は歩道の上に進んでください。写真撮影も車道では危険です!」
という警察官の指示は、まるで小学生をうながすかのよう。
空に黄金のその手を伸ばす銀杏の佇まいも、押すな押すなの人ごみに
ちょっとかわいそうになるほど。
それでも、思い思いに銀杏の木を背景に写真を撮る家族連れ。
「幸せの風景だなぁ…」
そこで、私たちもお願いして撮影してもらう。
すると、そのご家族みんなで凜の視線をカメラにむけようと名前を呼んでくださる。
子ども連れの記念撮影会のよう…で、ちょっと照れくさい
「銀杏まつり」の喧騒をぬけ落ち葉の中での凜のショット…幸せそう。
その後、表参道、原宿、渋谷と2時間ほど歩きまわっても
凜はまだまだ元気。
そして帰宅後、ソファの上でまどろむ顔は満ち足りている。
その顔をみつつ過ごす日曜の午後は、穏やかで味わい深い。