男性のきものはどうして同じにみえるの?
2012-06-11 18:43:48
カテゴリー kimono
「どうして、男の人のきものは同じにみえるのですか?」
これは先日、中学2年生に講演をした後の質問にあった問いかけです。
わたしも、同感。
やはり着る機会が少ないため、どうしても本格派=無難な一枚をまず選ぶということがあるのかもしれません。さらに知識や遊び心の少なさから「こうしたい!」、「こう見せたい」という想いがなかなかイメージできないからではないでしょうか…。
Kazumi流ではネクタイで個性をだすように、半えりや伊達えり(重ねえり)で個性を際立たせます。遊びやパーティならば、男性でも女性用の花柄を使ったり、きものを崩してそれを半えりや伊達えり(重ねえり)につくりかえます。
無地系が多い男性のきものではコントラストもでて、素敵です。
作務衣も同様。作務衣こそ伊達えり(重ね衿)で個性を輝かせてほしいと思っています
先日女性のきもの生地で重ねえりのお仕立て賜ったのですが、その黒の作務衣をお召しなった香道研究家の伊達晟聴先生はそんな個性的な重ねえりがとてもお似合いでした。
そして、足元にも先生のおしゃれ心が。
京都でみつけたという雪駄は裏が古タイヤでできており、その鼻緒素敵なこと。白足袋にさわやかな水色と紫のつぼが目に飛び込んできました。
和の世界は本当に五感を楽しませてくれます。
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