EPOCH 10月例会にて講演
2009-10-27 15:52:17
カテゴリー kimono
季節は静かにそおーっと趣をかえる時、一夜にして表情を変える時がある。
きょうは後者。昨日とは打って変わった台風一過の秋晴れ。
空と光をみているだけで心が弾んでくる。
そんな恵まれたきょうは、出版業界に携わる女性達の勉強会EPOCHより
「Kazumi流きものの魅力・魔力・威力」について講演の日。
まだネットワーキング、異業種交流などという言葉が耳新しかった
25年前に立ちあげられたその会は、当時男性中心だった業種の
一つであった出版業界において、企業や立場をこえ女性同士で
助け合おう、向上しようという趣旨で設立されたと伺った。
当時の設立メンバーを含めた参加者は、実績を築き一線で活躍中の方々。
私にとっても女性だけの会(たまたま女性だけになったということではなく)
でお話しをさせて頂くのは初めて。
いつになく緊張&ワクワクしながら講談社へお邪魔する。
メンバーのうち3名は着物姿。
それだけで何となく華やいだ様な、ゆったりとした様な空気が
流れるのも、きものの魅力である。
みなさん余裕ある佇まいの方が多く、大変暖かい雰囲気。
ソリテュード(積極的孤独)研究をバックボーンとした生活の中から
湧き出たもののひとつの形が365日のきものライフであることを
略歴を交えてお話しをした後には、Kazumi流江戸好みの色あわせと
美姿裏技を実践。
きもの参加者の半衿、帯締、帯揚、帯どめの色を変えることにより
雰囲気が異なる様子を実際に見ていただく。
「えっ、こんな色、考えたこともない」
「紬のきものでも、刺繍半えりよいのですか?」
「わぁ、それ素敵!」
「全然雰囲気が違う」
などと次第に見る方も、モデル側もテンションUP↑
Kazumi流三部式帯も実際に触れてもらう。
「箪笥のこやしになっていて」
「祖母が好きで…」
「着つけ学校にもいったのですが、ふだんにはなかなか」
「手入れが大変でしょ」
そんな疑問にお答しながらも、みなさんの「着たい♪」という気持ちが
湧き上がってくるのが分かりうれしい一時でした。
当初、女性だけの会とうかがい、その意義を掴みかねていましたが、
「女性だからこそ、一緒に学びたいこと、先輩から後輩へ伝えられる事が
あると思うんです。例えばよい講師の方でも、それは男性と一緒の勉強会で
学べると判断した場合にはそういう場に譲っています」
さらに、お食事会で人生の先輩方のお話しをいろいろと伺うことができ
「なるほど、これが女性だけの会の意味なんだ」
と納得すると同時に大変勉強になった一夜でした。
【写真1】真剣に?!ソリテュード(積極的孤独)ときものの関係について語る
【写真2】5分でできる簡易型フエルト「雪ん子」帽をかぶる。
なんだかマッチ売りの少女みたい?!