前世は日本人?!蘇るKimono DNA
2009-12-01 14:09:09
カテゴリー kimono
「今年もあっという間に師走」
こんな感慨をもつようになったのはいつの頃からだろうか。
時間の過ぎ行く速度に体と記憶が追いつかないのか
あるいは淀ませることなく、時を流せるようになったからだろうか。
しかし大切な出会いは、時がどう動こうともきちんと心の中で発酵している。
互いにそう感じられる友との再会には一層心弾む。
そんな友のひとりがマリリン。
二年ぶりの再会。
アメリカで教育企業を経営するエグゼクティブ。
しかし、その佇まいにはどこか控え目なぬくもりがある。
食事をご一緒した場所は、東京タワーの近くにある「うかい」。
豆腐料理とその蔵を模した和風の建物は外国人ならずとも、
心弾む美しさと、懐かしさがある。
Kimono姿を好ましく思わせてくれる絶好のスポットである。
【写真1】①向って左:袷の小紋。綸子の輝きが夜目に輝くすり小紋柄。昔の反物は絹の匁量が多かったので趣が違う。②真ん中:マリリン③向かって右:袷の小紋。ペパーミント・グリーンの色無地に一つ紋入り。オレンジの羽織に鮮やかな手描きの花。自分で仕立てた。
二年前、東京でお目にかかりKimonoに興味があると伺い長野での
Buisiness Dinner にご一緒することに。
着つけた際、腰紐を腰骨でキュッと締めた時の第一声は
「so secure」だった。そして、きものを纏った安心感で何かを思い出したのか?!
「前世は日本人だったの」と。マリリンはその日纏った素晴らしいきものと帯をプレゼントされて、本当にうれしそうだった。
【写真2】「わたし、前世は日本人に違いないわ(笑)」「そうだと思ったわ」
【写真3】「この第二腰紐を付け紐にするところがKazumi-styleなの」
【写真4】「帯締めで帯を背中に固定するので、しっかり結ぶの」
【写真5】「こうやって、袂をもつのね」と真剣に所作を思い出す?!マリリン
【写真6】「どう?素敵?」
左:袷の小紋。紬に鮮やかな緑、青、橙の染が個性的。右:袷の小紋。薄ピンク色に鮮やかなカトレア模様。かがり名古屋帯。黒に金糸で幾何学模様。