14歳、ゆかたに出合う②
2009-06-16 22:08:53
カテゴリー kimono
闇に激しい雨と、天裂けるほどの落鳴がとどろいている。
自然の激しさと心の静けさが好対象の今宵。
こんな「ひとりの時間」こそがソリテュードの醍醐味。
そして一日を振り返る。
ハイライトは何と言っても、3クラスを担当した浴衣の授業。
二回目のきょうの授業では、半幅帯を一文字に結ぶ練習。
前回、はじめてゆかたに触れる生徒もいる中での指導。
まず、帯結びを勉強した後、ゆかたをきて帯を結ぶ。
昨晩から何度も楽しく簡単な授業指導のイメージトレーニングを
繰り返す。
そしてきょう!
どのクラスからも40分後には笑顔と「脱ぎたくなーい」コールが響く。
そう、その瞬間が私のエネルギーのもと!
前回からの授業累積体験時間は80分弱。
3回の授業がおわれば、すっかり忘れてしまうかもしれない。
しかし、それが10年後、20年後に花咲く可能性も大。
それを思うとわくわくする。
メッセージを発信できる企業TOPにきものの良さを伝え、
纏ってもらうことも喜びではあるが、
それとは別の意味での達成感が楽しい。
写真1:さぁ、着られました!と、はしゃぐ生徒たち。
写真2:本日授業で着たゆかた。
師匠から頂いた40年以上も前の「お歯黒とんぼ」柄。