自分好みにしたい!逆しつけ??
2009-07-24 11:29:27
カテゴリー コンパニオン・アニマル(伴侶動物)
昨日から、友人の犬を預かっている。
名前はKenken.
その人懐っこさは天下一品。
穏やかな性格で甘えん坊。
みつめられるのが何よりも好きという
「お坊ちゃま系」
人間の食べ物もほしがらず、無駄ぼえもなく
きわめてよくしつけらた手がかからない犬。
この犬とは、ピピ(ヨークシャテリア)が重篤な
状況にある時に知り合い彼女にもあっている。
葬儀でもあいさつに来てくれているという縁から
親しみ深い関係にある。
ピピが旅立った後、暖かい温もり、寝息が恋しい時
訪問してくれた私にとってのヒーリング・ドッグ。
ふたりで、じっとみつめあう時間にピピの想いを
のせ、涙したこともあった。
しかし、そんな「良い子」にもひとつ問題がある。
それは、どんなに顔を近づけても、決してなめないこと。
褒められてしかるべき行為なのであるが
グリーフィング・プロセスにあった私にとって、
それはとても物足りなかった。
ピピは私(だけ)の顔を必死に、いつまでも舐めて愛情表現していたからだ。
そこで、わたしの逆しつけ!がはじまった。
なんとか、わたしの口をなめて親愛の情を示すようにしつけたのだ。
「異常だ!」「不潔だ!」などということは、心に空洞を抱えた私に
とっては、何の意味もなかった。
それから、数か月たった今、賢いKenkenへの「逆しつけ」は成巧!
彼は友人のいないときにだけ、あたりを伺い
あいさつがわりに私を「ペロリ」となめるのだ。
Kenkenはまったく、空気の読める相棒である。
そして今、これまでは眠る時には近づいてこなかった彼は
腕枕をせがみ、わたしと同じ方向に、同じ形で眠るのである…
【写真】シュナウザーのKenKen 2歳