ダライ・ラマ法王、きょうも両国技館
2009-11-01 01:07:30
カテゴリー ソリテュード(積極的孤独)
昨日の引き続き、きょうもダライ・ラマ法王14世に
会いたくて両国国技館。
きょうは前から4列目中央アリーナ席。
ダライ・ラマ法王日本代表事務所(チベットハウス)
主催「地球の未来への対話〜仏教と科学の共鳴〜」
という内容で日本人識者たち5名と対話をするという。
13時の開始より40分ほど遅れて登壇された法王は、
昨日に比べずっとお顔の色、表情がよい。
何よりも、聴集やカメラマンを見渡す仕草にいつもの
魅力的な笑顔が溢れている。
これまでこんなに遅れての開始がなかったので
昨日のご様子から心配をしていたが胸をなでおろす。
それぞれの登檀者達は順番に与えられたテーマについて
自分の考えを発言し、法王に質問を投げかけ対話となるはず。
しかし、はじめに法王の同時通訳機の調子が悪いということで
発言の内容を把握なさることができなかった。
それを受けて、登檀者が英語で直接法王に話しかけるが
今度は会場でその長い英語での内容が理解できず…
モデレーターや通訳者も予期せぬ出来事にとまどいがかくせず。
流れは、スムースに行かず…
しかし、法王はゆったりと構え、要点を通訳してもらうと
見事にご自身の意見を、英語で伝えていく。
平易な表現で、見方によっては当たり前のことを笑顔で伝えているが
そこに裏打ちされた知識や経験が溢れてでているので説得力がある。。
ご自身が50年前にヒマラヤを越えてインドに亡命した頃を振り返り
「その頃は、水はどこもおいしく…環境のことには興味をむけなかった」
そんな話の最中、法王はライトのまぶしさよけの”いつもの”臙脂色の布製
サンバイザーをおもむろに頭陀袋からとりだしかぶられた。
そんないつに変らぬ様子に安堵し、きょうは中座。
そして両国国技館横にある江戸東京博物館に足を伸ばす。
ここは、本当によく作られている。
再現された中村座、江戸時代町並のミニチュア、当時の鎧やかご
の美しいこと。
火消しまといや肥えおけなど、もって実際の重みを体験できる。
さらに昭和30年代頃の家を再現した家は、実際に上がり
各部屋でくつろぐことができる。
台所にかけた箒、買い物かご、氷をいれる冷蔵庫
欄間、ふすまなどどこか懐かしくいつまでも床の間を背に
その6畳にいたくなる。
同じ思いなのか、となりの4畳半にはちゃぶ台に向かい合って
20代のカップルがずっーと座り続けている。
ミュージアムショップも本や小物充実で楽しい場所。
ただし、常設も特別展示もあるので体力と時間がある時がお勧め。
【写真】11/1のプログラム
【写真2】江戸東京博物館に展示された江戸の町並み 三越越後屋本店のジオラマ