宝島 2004年3月号掲載
これまで3回の特集で、あなたは自分が「皆と一緒派」か「ひとり派」かがより明確になったのではないでしょうか?
今回は簡単な質問にクリック回答するだけであなたの孤独力が自動計算されます。
ここで再度強調しておきたいのは、25点の人も0点の人もそれは性格の差によるものではないということです。
ソリテュード(積極的孤独)とは「誰もが本来もっている能力」であり、そのことを知り、意識をむけるだけで、その力は高まり「ひとりでいること」を怖れることなくむしろ自分自身をさらに俯瞰しながら楽しむことができるようになるのです。
そしてその結果、より人間関係を濃密に築くことができる時空間なのです。
ソリテュードの醍醐味をもっと具体的に知りたい方に最高のカードが完成!。
「Meet You Solitude 〜ソリテュード言葉の花束〜」、一日一枚ひくだけで、あなたのわくわくが始まります。ぜひ、身近において新しい気づきを楽しんでください。
孤独力のある人とない人の違いは、どこにあるのだろうか?
前出の津田和壽澄さんは、「自己アイデンティティがしっかりと確立されており、これだけは譲れないという美意識を掲げることができ、それゆえにきめこまやかで親密な人間関係を築ける人」と語る。そして、ひとりでいる時間が自分を活性化させると知っており、忙しい中でも充実したひとり時間を作り出している。
一方、孤独力のない人の特徴としては、つぎの2つのパターンがある。ひとつは、実際に友人や知り合いが少なく、集団に入れない寂しさ(ロンリネス)に包まれている人。もうひとつは、集団の一員となり付き合いも多いが、群れから切り離されたくないという不安からムリをして人間関係を築いている人だ。孤独力は、質の高い人間関係を築ける人になるポイントでもある。津田さんの話をもとに、編集部で孤独力を測るテストを用意した。チェックしてみよう。
該当する項目をチェックしてください。
判定 | 評価 |
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Aチェック数が18以上 | 孤独力高し孤独力は非常に高い。自分軸が確立し、いい人間関係が築けている。ある意味、人間として成熟している人といえる。このレベルだと、個人プレーが基本の会社でも、集団プレーの会社でも、自分の力を発揮できる。いまの心構えを大切にするために、ひとりでいる充実した時間と、集団の中にいる時間のバランスに注意しよう。 |
Bチェック数が9〜17 | 孤独力は普通孤独力は中級者。自分の意志や個性は認識しているが、絶対的な自信が持てずに、周囲の人の意見や情報に流されてしまうときもある。それでいけないわけではないが、仕事や周囲の人に振り回されていると感じたら、積極的にひとり時間を作ろう。そして、自分の判断基準に自信を持ち、人の基準でなく自分の基準で判断し、決断するように心がけよう。 |
Cチェック数が8以下 | 孤独力低し孤独力は低く、多くの人から評価されたいという思いが強い。そのため、人間関係や仕事がうまくいかなくなると、ストレス過多となり、最悪の場合は出社拒否に陥る可能性もある。人間関係をよくしようという気持ちは大事だが、まずは周囲に依存せずに自分で判断して行動できるようになるべき。ひとり時間をつくり、自分をよく見つめ直してみよう。 |