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ソリテュード・タイム「ひとりの時間」を愉しむ法3

ひとりの時間を愉しむには?

OLマニュアル 2002年10月号 掲載

【取材こぼれ話】

OLマニュアル 2002年10月号 表紙

先週の、「ひとりの時間が生み出す5つの効用」につけ足した「ストレス耐性を上げる」ということを意識するには、4月は最適です。

というのも今月は入学、入社、昇進、転居などによる環境の変化が多い時期。つまり人間関係の変化が多く生まれるシーズンだからです。そんな新しい環境を手にいれたことに喜ぶ一方、それもストレスであるということを自覚することは大切な自己管理につながります。

いつも以上に自身を俯瞰してみる時間を作ることによって、人間関係の無理も生じなくなり、「無理をしてしまった」と感じた心の小さなひずみも戻り易くなることでしょう。また新環境では、新しい習慣も作り易いもの。昼休みに群れることなく、ひとりの時間をもつなどということも案外抵抗なくできたり、受け入れられたりするものです。

新しい命が芽吹くこの季節、心の軸もしっかりと栄養(ソリテュード・タイム)を与え
太くどっしりと育てたいですね。

惰性の関係をいったんやめてみる

ST(ソリテュード・タイム)を楽しむには、まずその時間を確保することが重要です。しかし、いつも誰かと一緒にいるのでは、それはなかなか難しいことでしょう。

そこで、これまで惰性で続けていた、いつも同じ顔ぶれのランチ、友人や恋人とのメールやチャット、デートなどを1週間ほどやめてみるのも1つの手です。ランチであれば、週に1日はひとりでとることから始めてみてはいかがでしょうか?

多くの場合、やめた直後は孤立することへの恐れや焦りが生まれるでしょう。しかし、1週間が経つ頃には、あるいは何回か繰り返してみると、それほどこだわる必要がないことだとわかり、次第に気にならなくなってくるはずです。

愉しみ方は趣味に合わせて自由に

すでに、ひとりの時間の愉しみ方をある程度知っている人も、少なくないかもしれません。大切なのは、その時間がこれまで述べてきたような有益な「ST」であると自覚することです。

愉しみ方は十人十色。自分の趣味に合わせて自由に愉しめばよいのです。ここでは参考までに、いくつかの愉しみ方を挙げてみましょう。

イラスト

いつもと違うお昼休みにする

とくに、オフィスにこもりっきりで、つねに人に囲まれている仕事の場合、お昼休みは貴重なSTになり得ます。

時には、ひとりでお気に入りのお店や近くの公園に行って、マンウォッチングや読書をする。木々の緑や雲の流れを観察したり、鳥のさえずりに耳を傾けたりするのもよいかもしれません。また、食事は簡単にすませ、デパートの美術展やバーゲンに出かけるのもよいでしょう。

こだわりのひとり旅をしてみる

ツアーに便乗し、ただ漫然と旅をするのではなく、すべて自分ひとりで計画を立ててみます。その際、どうすれば安くすむか、といったことだけでなく、自分はその旅先の何に興味があって、その好奇心を満たすにはどうすればいいのか…と、突き詰めていくのです。そうすることによって、その旅のもつ意味はグッと深まり、大きな充実感が得られるはずです。

また、宿泊にエステなどがセットになったホテルのレディースプランにも、最近はひとりで利用できるものが増えてきて、人気を呼んでいるようです。

帰宅後や週末を工夫して過ごす

アロマオイルを焚いたり、好きな音楽を聴いたりしながら心を落ち着かせていると、自分の興味のあるもの、自分に必要なものが、ふとわかったりします。また、絵本を読むのもおススメです。絵本は深いテーマが子どもにわかりやすいように書かれてあるので、大切なことに気づかされたりします。

また、目的地を決めずに適当に自転車で1、2時間走り続け、到着したところで帰り道を尋ねて帰って来る、というのも、いろいろな発見があって面白いかもしれません。

さらに踏み込んだソリテュード・タイムの活用法

これまで述べてきたSTの大切さ、効用を自覚できれば、たとえば結婚の決断や転職の勇気、文書を書くための創造力が欲しい、と感じた時に、必要なものを意識しながらSTを選び取ることができます。

さらに、そうすることによって、なんとなく過ごすよりも効率的に、必要な決断や創造力といったものを得ることができるはずです。

私自身、殺人的な忙しさで仕事をこなす中で、大きな挫折感を味わい、心身ともにボロボロになってしまったことがありました。しかし、その経験によって、ソリテュード・タイムの大切さに気づき、どん底から這い上がることができたのです。

繰り返しになりますが、ひとりでいられることは「能力」です。ソリテュード・タイムを愉しみ、その能力を育てながら、内面から美しい女性になっていきたいものですね。

by @kazumiryu

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