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精進料理から学ぶ、作法の意味

箸

精進料理とは作ること、食することも修行として考えられ、動物性の物を口にせず、油やだしも植物性のもので作られているというのが特徴です。最近ではヘルシー志向と相まってブームにもなっています。
以前、写経の会に参加した折、精進料理が振舞われました。ホテルという場所柄シェフが心をこめて作ったものでしたが、その心得として以下の説明を聞き、改めて普段のあわただしい食生活を反省した次第です。

野菜

命をいただき、命をつなぐという事の意味は宗教心のあるなしに関わらず、時にはしっかりと考えてみる必要があると感じます。
無意識にとる行動や、当たり前のように流す行為から一度立ち止まってみること。その行為に意識をむけることを「ストッピングStopping」と言います。例えば普段忙しく、時には惰性で摂っている食事の手をふと休めて、その意味を考えるということもストッピングです。それはひとりの時間で発酵している無意識の何かに繋がり、心の軸を太くしてくれる手法の一つでもあります。
以下の食作法(じきさほう)は私たちの心にも何かを投げかけてくれるようです。

食作法(じきさほう)

一には
功の多少を計り 彼来処(かのらいしょ)を量るべし
この食事が目の前に運ばれて来るまでにどれだけの人の労力があったかを考える
二には
己が徳行(とっこう)の全か欠かを多か減かを忖(はか)れ
きょう自分は、この食べ物を頂くに値する行いができたかと反省する
三には
心を防ぎ 過を顕(あらわ)すは三毒に過ぎず
ガツガツしたり、文句を言ったり好き嫌いをしてはいけない
三毒とはむさぼり、いかり、愚痴
四には
正(まさ)しく良薬を事とし 形苦(ぎょうく)を救わん事を取れ
食べ物は命を養う為の薬です。必要な分量だけいただくようにしよう
五には
道業(どうごう)を成(じょう)ぜんが為なり世報は意に非ず
食物を頂くのは仏道を成就する為であっって、世間的な関心事の為ではない

by @kazumiryu

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