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2010年3月19日掲載

げんき凜々わんこの育児日記SP4

先週のコラム(げんき凜々わんこの育児日記SP3)
「さてこれからどうする?どうなる?私?!」で締めくくられている。
そんな深い大型犬の恐怖を抱えたまま、日は巡り3月13日(土)2回目の授業が巡ってきた。
今回の授業形式は前回と違い4頭ずつ3グループに分かれて行う。
この時点で大型犬とは別グループなので少し緊張がほぐれる。
そして前回のコマンドを自宅でしっかりと入れているかを確認してもらう。

フセへの移行途中の写真だが、楽々こなす。
“フセ”への移行途中の写真だが、楽々こなす。
スワレの姿勢に移る途中。指符と声符でコマンドを出す。
“スワレ”の姿勢に移る途中。
指符と声符でコマンドを出す。

凜は「フセ、スワレ、マテ」のいずれも、
大勢のギャラリーの中しっかりと集中してこなす

フセの姿勢からスワレでは後脚の位置はそのままに、「すくりとスワル」というのが満点スタイル。ついつい後脚をずるずるとずらしスワレの姿勢に持っていく事が多いらしい。
そのような細かな点も、スタッフ・ドッグの模範スタイルでみせられるとその違いに納得。
凜はどうだったか?
前に廻っているので、私自身はそこまで確認することはできなかった(心の余裕もなく)。

小さい頃よりコンパニオン・ドッグ・トレーナーと一緒に学んでいる凜だが、ここはオーナーがきちんとコマンドをだせるか、そして犬との信頼関係を構築するという意味で必要なレッスンであり、共有時間となる。

そして、今週の新しい授業内容は「オイデ」。

はじめての「オイデ」。リードをひきつつ、“おいしい”に釣られて小走りの凜。
はじめての「オイデ」。
リードをひきつつ、
“おいしい”に釣られて小走りの凜。

オーナーの左側について前にでることなく、後ろに下がりすぎることなく一定の距離と速度で付いて歩く(走る)コマンド。
これができると散歩中もマナーを守り、美しく安全である。
ルアー(トリーツ)をもち、鼻先ぎりぎりまで近付けてかがせながら、歩かせる。
小型犬のオーナーはかなり体をひねりながら、低姿勢をとるので大変。私は翌日腰痛に。

こうして60分はあっという間にすぎ、フリータイムに。

ここで初めてどの犬もリードが外され自由に遊べる。彼らにとっては至福タイム。
ところが、今回は大型犬もリードが外されたので、私の胃は縮みあがり思わず凜を抱いて戸外に出てしまった。窓越しに見る皆の様子の中で、視線はついつい大型犬に。
「楽しそうにはしゃいでいるが…小型犬にとっては、それは少し危険かもしれない。いや、犬同士ちゃんとできるだろう。いやいや、オーナーの捉え方によりリスク・マネジメントは千差万別なので、各自がきちんと見ておかないと」など、ひとりごちている間、凜はリードのままうれしそうに戸外の匂いをかいでいる。
その姿は「なにも、無理することないよ。ここも楽しいから」と言っている様でもあり、少し気持ちが楽になる。

こんな時、確実に凜と心が通じていると思える。
そんな自分自身に少しほっとしながら、外で「オイデ」の自主トレをしてみる。

外部とのかかわり方によって、凜との関係が深まることも小学校の意義なのだと感じたひと時だった。

by @kazumiryu

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