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2010年2月26日掲載

ハワイの里親事情 〜殺処分ゼロを目指して〜 4

HAWAIIAN HUMANE SOCIETY

コンパニオン・アニマルのコラムをスタート開始以来、関連記事がますます目につくようになりました。

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犬の住民票発行が開始されたとおもったら、今度は自身やペットのDNA入りペンダントがオーダーメイドできるという記事をみつけました。販売元は、香港が拠点の「LAByrinth」。既製品は1万円前後、口の粘膜からDNAを抽出して作るオーダー品は2〜3万円という。人間用、コンパニオン・アニマル用という線引きはどんどんなくなってきているようです。

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一方、2月20日付朝日新聞によると、徳島県と奈良市が飼い主に捨てられた犬・猫を、火葬施設まで運ぶトラック内で殺処分しているという。「犬や猫を集める施設での殺処分が住民にうけいれてもらえないために考えついて苦肉の策だという」

コンパニオン・アニマルを巡るこうした極端な現状をあなたはどう考えますか?

さて、先週に続き、Hawaiian Humane Society(ハワイ動物愛護協会)の理念を一部抜粋紹介いたします。

Bird Population Control(鳥類数コントロール)
鳥類数コントロールのために苦痛を与えたり毒物を用いる方法に反対します。
Classroom Pets(学校用ペット)
教室でペットを飼育する場合には、そのペットを生涯にわたり世話をするオーナーがいるということを前提とします。
Euthanasia(安楽死)
動物の苦しみを取るために、最終的かつ他に方法がない場合に限ってとしています。
Humane Education(倫理教育)
ハワイのプレップスクールから12年生までの生徒のカリキュラムには命ある全ての生き物に対するやさしさと尊厳を指導する倫理プログラムが盛り込まれるべきであると考ます。
Hunting and Fishing(狩猟と漁)
優勝を競うだけの狩猟や漁は動物を慰みものとして利用していると考え、それは人道的かつ相手を思いやる社会の価値観の対極にあるとし、それらは禁止すべき事と考えます。
Pet Overpopulation(ペット数過多)
ペットの人口増加は社会全体として考えるべき問題であると考えます。まず我々はすべてのコンパニオン・アニマルは家庭で飼育されるべきと信じています。そのためにはオーナーの責任感を確実にし、様々な教育や医療をサポートします。
Pet Visitation/Service Animals(各種の介助動物)
動物と人間双方の利便となるようなプログラムをHHSサポートします(盲導犬、介助犬、セラピー・アニマル等々)
Pets in Our Community(社会におけるペット)
我々は人と動物の絆は役にたつものであり、治療効果があると考えています。よって動物はオーナーと共にアパートやコンドミニアム、様々な居住エリア、地域の公園や海辺にも出入りできることを願っています。

以下は来週に続きます。

by @kazumiryu

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