以下は、全国の大学生向けに無料配布されている『Tiara Girl』という
情報誌の依頼により着付け指導および、撮影ディレクションをしたものから掲載いたしました。
そのため表現はTeen向けになっていますが、着付けの内容はしっかりとおとなにも役立つものです。
写真6で「腰紐を胸の下で結ぶ」方法ですが、ここでKazumi流裏技を伝授!
腰紐1本を2つに切り、背中心から左右それぞれ50cm程度のところに安全ピンでつけると胸元はもちろん、上半身が着崩れません。
ぜひ、お試し下さい。
浴衣は絹と違い、すべらないので意外と着つけるのが難しいもの。
腰がしっかりとつつまれたV字ラインの仕上がりを意識してくださいね。
両手で掛け衿を鼻の前で持ち、左右の下の線を合わせて、背縫いが背中の中心にくるようにする。
ゆかたの丈を、くるぶしが出るくらいの長さに調節する。おしりをピタッと包み込む感じに。
左足の真横に脇線がくるよう、上前(左側)の位置を決める。左脇線をずらさないように下前(右側)を巻き込み、上前を合わせる。
腰骨の辺りで腰ひもを結ぶ。前からあてた腰ひもを後ろでクロスさせ、そこでギュッと締め、前で結ぶ。
上前を7〜8cm引き上げ、三角形になるように。
上前の中に手を入れ、ピッと下へおろし、おはしょりを整える。うしろも忘れずに整えること。
前のおはしょりはシングルになるよう、下前はたくし上げ、胴の補整にする。
胸の上から腰ひもをずりーっと滑らせ、胸の下でちょうちょ結びに。4ほどきつくなくてもOK。
おなかがボコボコになっても気にせず胴の補整に!
左手の帯を60cmほどにし、長いほうで胴を二巻きする。
帯板を入れ、右手をキュッと引っ張る。左手の帯は二つ折りに(輪が下)。
短いほうの帯が下になるよう、ななめにキュッと結ぶ。
長いほうの帯を胴の幅に合わせて蛇腹折りに。
3の中心を山谷に折り、右下にある帯を真下にずらし、そこを二巻きする。余った帯はくるくる巻いて帯板と帯の間に入れ、結び目の土台に。
帯全体を右方向に背中へ回して完成!リボンは必ず上向きに。
帯やヘアに好みで飾りを。巾着を持つのもいいけど、足が長くみえる横型のバッグがおしゃれ♪
モデル/高柴知美さん
ゆかた美人のさりげない身のこなしを伝授。
ちょっとした心がけで見違えるほどステキに♪
ゆかたと帯の相性は要チェック!
おしゃれ度もぐんとアップするよ♪
紺地のゆかたにエンジ色の帯の組み合わせは、
昔から揺るがない“粋”なコーディネート。
「渋い!」と思われるかもしれないけれど、
若い女の子にも絶対オススメ!
同じゆかたでも、帯によってがらりと印象が変わるもの。
例えば、カワイイ派にはピンク、元気にきめたいなら
ポップな柄のイエロー、エンジなら粋でイナセな大人顔に。
ゆかたや帯にあわせて飾りひもをつけると、
とってもおしゃれ。
結び方は好みで自由にアレンジを。
また、ブローチやリボン、コサージュなど、ワタシ流を発揮して♪