今年も内容を一層充実させ、和のもつ奥深さを伝えたいという思いで生徒に向かい合います。
毎回纏うきものもコーディネイトを替えていますが、その中の何かが彼女たちの琴線にふれてくれればと願っています。
10年も続けていますと、うれしいことにかつてこの授業を学んだ生徒さんが大学生の教育実習生として参加してくれました。後輩へ一言コメントをしてもらいました。「…今になってあの時に習ったことが役立っています…大学生になってゆかたででかける機会もふえ、デートの時にゆかたを着ていきました…」このコメントに身をのりだす生徒たち。やはり、先輩の言葉は力強く、届くようです。
今年から授業が3回から4回に増えました。
最終回はLet’s talk about Kimono in English!と写真の撮り方/撮られ方の勉強です。
講演以来、楽しみに待っていた最初の授業。期待(=着たい!)と不安。
まずは「なでしこ的はおり方」。こうやってぐっと腰を落としすと楽ですよ。
漆校長先生もお手伝いしてくださいました。右の第二腰紐を左の身八つ口からだしましょう。
男性教諭も事前の勉強会の成果を発揮して、お手伝いくださいます。生徒さんもうれしいことでしょう。
前と後ろのお端折り(おはしょり)は大丈夫?と笑みが。お祖母さまやお母様が仕立てたMY YUKATA持参も。
たった二回の授業でここまで上達。14歳の伸びしろは何事につけても素晴らしい。8年前に私の授業をうけた卒業生の方の「大学生になったらゆかたデートで…」には思わず身をのりだし。
雨の日は何を纏うの? お手製の雨ゴートと蛇の目傘、雨下駄、雪草履をみせます。和傘を開くとわ〜!と歓声が。傘は二段階に開くので一人で入る時は細めに開きましょうね。
3回目の授業ですでに、かわいいなでしこの誕生!礼法のご挨拶も初々しい。