お正月、成人式はもちろん、冬はきものが似合う季節です。男性がアンサンブルのきものを着て腕を組んでいる様子も、どっしりと素敵です。
そうはいっても「ふだん着慣れていないきものは寒いのでは?」と、考えてしまいませんか?
きものは肌着、長襦袢、長着、と最低でも3回体に布を巻き付けます。空気がその間を循環型するので、暖かいのです。さらに欠かせないのが5本指ストッキング(洋服用ですが)にフリース素材が内側についた足袋とその素材の肌着(ワンピース型)。
冬こそきものの魅力・威力を楽しもう11では、ネルが裏打ちされた足袋をお勧めしていますが、今年はさらに進化した足袋があります。舞子さん愛用という足袋の中にもう1枚はく、薄い足袋も昨年試してみましたが、今年の「ヒート足袋」というのが目下最強です。
年末年始はもちろん「少し改まった席にも、ふだんにも纏える」というすぐれものが付け下げ小紋。小紋ほどカジュアルではなく、付け下げほどに格式格式ばらず…という先人の着回しの知恵がうみだしたのでしょうか。
写真の付け下げ小紋は師匠から頂いた大切な品ですが、NHKに出演した際、「それは自分が40年以上前に染めたものでは」という問い合わせが局にありました。そんなこともきものならではのエピソードですね。
Kazumi流セレクトショップは年末年始もオープン。着方や畳み方も YouTubeのKazumi流チャンネル をご参照のうえ、わくわくのきものライフを体験してみませんか?