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雨の日のきもの必須アイテム

雨の日が楽しみにさえなる雨用アイテム選び

Essential Items for Kimono in Rainy Days

『「着たい!」私のふだんきもの』祥伝社 掲載

『「着たい!」私のふだんきもの』祥伝社 表紙

【執筆こぼれ話】

よくこう尋ねられます。
「雨の日は、おきものは大変でしょう」

ところが、実際は正反対。
雨の日が待ち遠しいのです。
というのも雨の日には赤い蛇の目(塗)をさせるからです。
ふんわり薄手のグレイ・パープルの雨コートをはおり蛇の目をさす姿に道行く人が振り返ってくださいます。
そんな小さなわくわく感は、雨に輝く紫陽花のようなあでやかさを心にもたらしてくれます。

和傘の持ち方

ただし、和傘は全部開ききらないように。
二段階になっていますが一段階で止めておくのが正しき佇まい。
すべて広げるのは相合傘の時までとっておきましょう。
和傘の持ち方は写真のように。
また、傘は斜めに肩に預けるのではなく
まっすぐ手で支え持つのが美しいさし方です。

ちなみに、拙著の全てのイラストは市野智絵さんによるもの。
現在では恋愛成就に最強開運神社としてメディアでも
大人気の浅草今戸神社で神職として活躍中の女性です。
Kazumi流きものも幸せを運ぶお手伝いをしています。

傘と着物

傘は和傘にこだわらずお好みで。安全ピンは、きものの裾が濡れないように、たくし上げて留めるときに使います。また、小さいタオルや手ぬぐいを持っていると、役に立ちます。

きもの生活をはじめると、お天気が気になります。でも、雨の日だって楽しみたいという人は、雨用アイテムをそろえましょう。

まず雨ゴート。丈が裾まであり、つるつるした素材や、パールトン加工(防水、防汚加工)がほどこされたものが一般的です。持っていない場合は次善の手段として、防水スプレーを裾や袖にかける方法も。

つま先をビニールでおおった雨草履も便利です。
また、足袋の上に足袋カバーをはいておくと、訪問先で足袋をはき替える手間がいらず、草履を脱ぐときにさっと足袋カバーをはずすだけできれいな足袋になります。“夜目遠目傘のうち”というように美人度を上げる雨。顔映えのする傘もいろいろと工夫したいですね。


by @kazumiryu

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Kimono


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