『孤独力 人間を成熟させる「ひとりの時間」』講談社 p.188 - 189
本文の最後を「隔靴掻痒の感もぬぐえません」と結んでいますが以下の提案1は入りやすい方法だと思います。
私自身も日々、色々な方法を試しています。
たとえば、電車や車での移動時間、視線を少しはずしぼんやりとする時間は心地よいものです。また、水のある場所に近づく「水辺のソリテュード」は私にとり心身統合を容易にしてくれます。
無理なくそれぞれのライフスタイルの中に組み込めるものが良いことはいうまでもありません。
ソリテュードの効用を享受するには「余白の時間」に意識をむけるだけでよいのです。
そうすれば、60兆の細胞がふっーと大きく深呼吸してくれますよ。
ソリテュード体験は友人と歩きながらとか、テレビを見ながらという時空間では、ほとんどの方の場合
難しいと思います。まずは、質の高いソリテュードを実感できるひとりの時空間の確保の方法を考えてみましょう。つぎの六つの方法は、米国の心理学関係の雑誌に掲載されていたものを取り上げてみました。あなたにはどれが一番実践的でしょうか。
米国では、ソリテュードに関する研究も盛んで、一般書も多く出ています。しかし、それらを読む限り、彼らのソリテュード・タイム確保への悩みもまだまだ解決されていないように思えます。提案4を始め、どれももっともな提案ですが、それを具体的にどうしたらよいのかというと、隔靴掻痒の感もぬぐえません。
by @kazumiryu